北京オリンピックのハーフパイプ平野歩夢の採点問題が物議をかもしていますが、大々的なニュースにならないのは、平野歩が金メダルを取ったからだと思います。
2014年から協議となったハーフパイプの採点方法はまだ整備されていないのかもしれません。
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平野歩夢の採点に対する海外メディアの反応
海外のメディアではこのようなコメントもありました。
「解説者全員が安堵した。彼らは採点の問題について話題にしなくても良くなったから」
もし、世界最高何度の技を完璧に決めた平野歩夢が銀メダルの取得で終わってしまっていたら、なぜ審査員は平野歩夢の得点を下げたのか?減点したのか?ということに関する疑問を解決するためにこれから先何時間もかけて会議が開かれたり、インタビューされたり・・・
色んな事を記事に書いていかないといけなかったからです。
当然、2回目の採点に疑問は残るので、ハーフパイプの採点方法はこれからクリーンな採点となるように審議されるとは思いますが、ひとりの選手の金メダルがのしかかっているか、そうでないかは心理的にも大きな差があります。
そういう意味も含めて、平野歩夢はやってのけました!実力のある選手です。
平野歩夢ハーフパイプ採点の詳細
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1回目の滑りでは、途中で滑ってしまったため、完走した2回目と3回目の採点を見てみます。
2回目
審判国 | 点数 |
スウェーデン | |
フランス | 92 |
カナダ | 90 |
アメリカ | |
日本 | 95 |
スイス | 90 |
得点 | 91.75 |
一番高い点数と一番低い点数を消し、残りの点数の平均で得点を出します。なので、一番高い点数と低い点数に打ち消し線を引いています。
3回目
審判国 | 点数 |
スウェーデン | |
フランス | |
カナダ | 96 |
アメリカ | 96 |
日本 | 97 |
スイス | 95 |
得点 | 96.00 |
3回目でもスウェーデンが一番高得点を付けてくれていました。1回目で89点を付けていたアメリカも2回目では96点としていました。
同じ演技をしているのにこれほどの採点差がでるのは不思議で、怒りの感情が沸き起こるのも無理はありません。
採点は偶然なのか!?と言う風になると、命を懸けて演技をしている選手も怒って当然です。
むしろ、5メートル以上も飛んで、着地する。5メートル生身で落ちたらすごいことになりますよね。それほど命をかけてやっているのに採点が雰囲気では困ります。
トリプルコークの着地が、ちゃんと着地できなかったと判断した審判がいたのでは?ということを言っている人もいましたが、そんなに減点するほどではなかったと思います。
審査員、ちゃんと見ていなかったのか?他にももっと技を出さないと点数はあげない(それはそれで意味わからない判断基準だが)というような人の判断に依存した採点であることが猛烈に浮き彫りになったハーフパイプでした。
それを指摘できるのが選手の強さであるということも我ら観戦者は見ていて思った次第です。
フィギュアスケート並みに採点方法を整備してもらうことを願います。
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